1. TOP > 
  2. 転職役立ちコラム > 
  3. チャレンジしてみたい!保育士のキャリアアップ等研修制度とは?

チャレンジしてみたい!保育士のキャリアアップ等研修制度とは?

はじめに

保育士は給料が低く待遇が悪いというイメージがありますが、最近処遇改善が進んでいるのをご存知でしょうか?
政府や保育士の給料アップのため補助金の支給を進めているのはあまり知られていません。
また、厚生労働省により平成29年に保育士等キャリアップ研修が制定され、保育士のキャリアアップについての指針が明確になりつつあります。

キャリアアップをお考えの保育士の方はぜひ最後まで読んでいただければと思います。

キャリアップとは

そもそも、キャリアアップとはどいういうことを指すのでしょうか?

キャリアアップとは高い収入や地位の職種へ転職すること、より高いスキルや知識、経歴を身につけることを指します。
つまり、高い役職についたり、高い給料の仕事に転職したり、スキルや地位をあげることで仕事の幅を広げていくことを指すわけですね。

キャリアアップとよく似た言葉にキャリアパスという言葉がありますが、パスとは道という意味があることから分かるように、将来どのような立場や仕事に就き、そのためにどういう経験を積めばいいのかという道筋を指します。
雇用主が従業員のキャリアパスを明確にすることで、従業員1人1人のモチベーションがアップすると言われています。
保育士も同様で、自分にとって目指せる役職や職務、それに必要な経験はどういうものなのか、考えることが必要なのです。

キャリアップの必要性

一般の企業ではさまざまな役職が設けられています。
たとえば、係長、課長、部長…などですね。
従業員は成績をあげたり、試験に合格すれば役職が上がっていきます。

ですが、保育士にはこのような役職が少ないのが実状です。
もちろん、将来副園長や園長になれる可能性はあるものの、かなりハードな道のりです。
しかも、保育士経験が20年以上積んだベテラン以外が務まると思えません。

となると、若手の保育士はなんの役職にも就けないまま将来何を目標に保育士を続けていけばいいのか分からずモチベーションを保ったり、上げたりするのは難しいです。
そこで、厚生労働省が「保育士のキャリアパス構築のため保育士のキャリアパスに係る研修体系等の構築について」を発表したわけです。
つまり、国をあげて保育士のキャリアアップが必要だと判断したのです。

さらに、保育士の待遇を改善すべく平成25年より4年間、給与増額を目指し新しい制度「処遇改善等加算」が始まりました。
保育士はこの制度により給与アップが見込めるようになったと同時にキャリアアップの必要が出てきたわけですね。

保育士等キャリアアップ等制度とは

保育士の方の中にもご存知ない方もいらっしゃるでしょうが、保育士等キャリアアップ制度とはどのようなものなのでしょうか?

保育士のみなさんは保育のための勉強や資格取得に向け努力されていると思います。
ですが、キャリアアップに必要なものはなんなのか理解されている方は少ないと思います。
そのため、将来のビジョンを明確にできない方がほとんどです。

保育士としてキャリアアップするためには明確なキャリアパスが必要となります。

保育士等キャリアアップ研修制度が制定されるまで、それぞれの保育士がどんな研修を受け、そこでどのようなスキルや知識を習得しているのか記録し把握するシステムさえ存在していませんでした。
そこで、保育士等キャリアアップ研修が制定され、保育士がキャリアパスを明確にできるようになったわけですね。

保育士等キャリアアップ研修では1人1人の保育士がキャリアアップしやすいよう目的ごとに指針を決めており、研修を行っています。
保育士がキャリアアップすることで給料アップにつながるため、処遇が改善されると予想されます。

研修を受けた保育士はそこで高いスキルや知識を得られた上、さまざまな役職に就くことができ、それに見合った手当が受けられます。
たとえば、副主任保育士と専門リーダーになれば、月額4万円の手当が支給されます。(勤続7年以上)

保育士等キャリアアップ研修の内容

では、次に保育士等キャリアアップ研修の内容について詳しく見ていきましょう。
保育士等キャリアップ研修には8つの分野があります。

1.乳児保育
2.幼児教育
3.障害児保育
4.食育・アレルギー
5.保健衛生・安全対策
6.保護者支援・子育て支援
7.保育実践
8.マネジメント

となっています。

なお、1分野につき15時間の研修が必要で、分野別に受講できる仕組みです。
保育士それぞれがどんなキャリアを目指すかによって受講する分野は違っています。

たとえば、職務分野別リーダーを目指す方は1~6のうち1つ以上となっており、専門リーダーを目指す方は 8分野のうち4分野以上、副主任保育士を目指す方は8と3つ以上の分野を受講する必要があります。

受講後レポート提出の必要があります。
レポートを提出するのは研修の内容をしっかり理解しているかを確認するため、合否を決めるものではありません。
研修をきちんと受け理解し、レポートにまとめれば大丈夫です。

保育士等キャリアアップ研修を受けるメリット

保育士のみなさんが保育士等キャリアアップ研修を受けるメリットについて見てみましょう。

① 保育の専門知識を深めることができる

キャリアアップ等研修制度を受けることで、保育士としての専門知識を深めることが可能です。
たとえば、保護者支援や食育、アレルギーなど幅広い分野を学ぶことができるため、保育業務に活かすことが可能です。

また、障がい児教育の分野などについて学ぶことで、保育園から他の施設へ転職を考える方にとって役立つ知識が得られます。

②全国共通の資格が得られる

キャリアアップ研修は全国の都道府県単位で行われます。
そこで取得した資格はその都道府県だけでなく、全国どこでも通用するのがメリットです。
そのため、安心してどこででも受講できるのがうれしいですね。

費用については無料となっており、テキスト代のみ負担ですので金銭的負担が少ないのも保育士にとってメリットです。
民間の講座だと受講料が数万円程度かかる上、開催場所が東京だと東京以外の方は毎回かなりの交通費がかかってしまい、トータルで10万円近くになってしまう可能性もあります。
ですが、キャリアアップ研修なら受講料は無料ですし、お住まいの都道府県で受講すれば交通費もほとんどかかりません。

③転職や復職に役立つ

保育士としてバリバリ活躍していたのに、出産を機にやむおえず退職される方は多いです。
ですが、キャリアアップ研修を受講していれば結婚や育児などでブランクがあっても、無効にならならず認めてもらうことができます。
そのため、転職したり、職場復帰した場合も受講していないより給与や待遇が優位になるのがメリットです。
保育士等キャリアアップ研修制度の創設により、保育へ真摯な姿勢で向き合う保育士の評価が給料や役職面で今後高まっていくと考えます。

また、保育士のみなさんがキャリアアップ研修を受けることで保育に関するスキルや知識を高め、保育にやりがいを感じることでお子さんだけでなくその保護者にとっても有益なのは間違いありません。
今の園で働き続けたいという保育士だけでなく、転職を検討している保育士にとってもキャリアアップ研修修了証は非常に役立つものだと思います。

ぜひ、この制度を最大限に活用し保育士としてキャリアアップを目指しましょう!

保育JOYは、関東エリアに特化した保育専門の転職サイトです。
保育業界出身のコーディネーターが最適な求人のご提案をさせて頂きます。
お気軽にお電話もしくはメールにてご連絡下さい。